ライブ・録音のノイズ対策|ケーブルでできること
「ギターから"ジー"という音がする」「マイクに"ブーン"とハムが乗る」——演奏や録音で悩ましいノイズ。実はそのかなりの部分は、ケーブルの選び方・使い方で軽減できます。この記事では、ノイズの主な原因と、今日からできる対策をケーブル専門店KMsoundが解説します。
ノイズの主な原因
- 外来ノイズの拾い込み:照明・電源・無線などの電磁波をケーブルが拾う。
- シールド(遮蔽)の弱さ・劣化:安価/劣化したケーブルは遮蔽が不十分でノイズに弱い。
- 接触不良・断線気味:プラグ根元の劣化で「ガリ」やノイズが出る。
- アンバランス接続の長距離引き回し:ギターシールド等は長くなるほどノイズを拾いやすい。
対策1:シールド性能の高いケーブルを使う
ノイズ対策の基本は、遮蔽(シールド)がしっかりしたケーブルを使うこと。CANAREやMOGAMIなどのプロ用ケーブルは導体を覆う編組シールドが優秀で、外来ノイズに強い構造になっています。安価な無名ケーブルから替えるだけで「ジー」が小さくなることも珍しくありません。
対策2:マイクや長距離は「バランス接続(XLR)」
マイクや、機器間を長く引き回す配線ではバランス接続(XLR)が圧倒的に有利です。バランス接続はノイズを打ち消す仕組みを持つため、長距離でもノイズに強いのが特長。マイク回線には MOGAMI 2534 のようなバランスケーブルが定番です。
ギターの「アンバランス接続」は構造上ノイズを拾いやすいので、必要以上に長いケーブルを避けるのも有効な対策です。
対策3:取り回し・電源との位置関係
- 電源ケーブルと並走させない:信号ケーブルと電源コードは離す。交差させるなら直角に。
- 余ったケーブルをぐるぐる巻きにしない:コイル状はノイズを拾いやすい。ゆるく8の字に。
- 同じ電源(コンセント系統)から機材を取る:アースのループによるハムを防ぎやすい。
対策4:プラグ・はんだの品質
意外と見落とされがちなのがプラグとはんだ付けの品質。接点の精度やはんだの仕上げが甘いと、接触不良やノイズの原因になります。KMsoundでは一本ずつ手作業で丁寧にはんだ付け・組み立てを行い、現場で安心して使える品質に仕上げています。