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Stage & Studio2026.10.02

ギターワイヤレスとシールドはどっちがいい?音・遅延・電池・電波・使う場面で比べる選び方

ライブで足元のシールドが絡むと、「ギターはワイヤレスとシールドのどっちがいいのか」と一度は考えます。違いは音の変化・遅延・電池・電波の4点で整理できます。結論から言うと、どちらか一方に決めるより、場面で選び、ワイヤレスでもシールドは手放さないのがおすすめです。

床に置いたストラトタイプのエレキギターのジャックにシールドケーブルを挿した状態。有線接続は電池や電波の管理がいらない

結論:選ぶ基準は「動く範囲」と「止まったら困る度合い」

項目ワイヤレスシールド
音の変化楽器直後の長いケーブルによる高域減衰が無くなり、明るく聞こえることがある長いほど高域が丸くなる(パッシブPU)
遅延公称2.3ms〜2.9ms未満ほぼ無し
電源充電・電池が必要不要
主なトラブル電池切れ・電波・障害物断線・接触不良
動ける範囲見通しで公称15〜40mケーブルの長さまで
準備の手間充電・接続確認挿すだけ
向く場面大きいステージ・動く演奏定位置・宅録

※数値はBOSS WL-20/WL-50、Line 6 Relay G10/G10Sのメーカー公表値で、製品・環境により異なります。

大きく動くならワイヤレス、定位置ならシールドの手軽さが活きます。止まったら困る本番ほど予備が効きます。

ワイヤレスで「音が変わった」と感じる正体|ケーブルのハイ落ちが無くなる

パッシブPUのギターは、長いシールドの静電容量で高域がわずかに丸くなります(ケーブルの長さと音の関係)。送信機を直接挿すとこの1本が無くなり、明るく感じられることがあります。

BOSS WL-20は3mのギター・ケーブル使用時の音質変化を再現する「ケーブル・トーン・シミュレーション」を搭載し、Line 6 G10Sの「Cable Tone」も10ft/30ft相当です。「音が悪い」というより、ケーブルを通した音に耳が慣れている可能性があります。

アクティブPU・プリアンプ内蔵エレアコ:BOSS WL-50ではケーブル・トーンOFFが推奨されています。

ワイヤレスの遅延(レイテンシー)は何ms?どう考えるか

公称値はBOSS WL-20/WL-50で2.3ms、Line 6 Relay G10Sで2.9ms未満(RF2モード)です。

音速は15℃で約340m/sなので、2.3msは計算上(本記事での計算値)、音が約0.8m進む時間=アンプから1m弱離れて立つのと同程度です。感じ方には個人差があるので、気になる方は試奏で確かめてください。

ワイヤレスのデメリット:電池切れと電波トラブル

場面別の答え:ライブ・スタジオ・宅録

3つの質問で判断

ワイヤレスでもシールドは要る|併用の組み方と本番前チェックリスト

  1. 予備:楽器からアンプ・ボードまで直接届く長さで1本(ライブ・リハの持ち物)。長さとS型・L型を指定して予備のギターケーブルを選ぶのがおすすめです。
  2. 受信機から先:ボード・アンプまでは結局ケーブルです。
  3. 直挿しできないギター:BOSSの送信機(WL-T)は、ジャック周りに直径18.5mm・深さ5mmの空間が無いと装着できず、その場合はケーブル経由の接続を案内しています(変換プラグと変換ケーブルの使い分け)。

BOSS WL-50の受信機には有線用のインプット・ジャックがあり、メーカーも併用を想定しています。

本番前チェックリスト

KMsoundでは出荷前にケーブルテスターで一本ずつ導通をチェックしています。

ワイヤレスの“保険”になる1本を。

電池切れや電波トラブルのとき、最後に音を届けるのはシールドです。
KMsoundのギターケーブルはCANARE・MOGAMI・OYAIDEの線材から選べ、長さ・色・S型/L型プラグを指定して職人が一本ずつ手作りしています。

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