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Cable Know-how2026.11.05

ギターの音が出ない・急に途切れるときの原因は?ケーブル・ペダル・アンプを1つずつ切り分ける手順

リハーサルの直前や本番中に、突然ギターの音が出なくなると焦ります。そこで最初にケーブルを買い替えたり、アンプを疑ったりする前に、「1回に1つだけ替えて、どこで鳴るかを見る」順番を覚えておくと、原因はたいてい数分で絞れます。この記事では、設定・電源の確認から、ペダル、ケーブル、アンプの入力端子まで、切り分けの順番を整理します。

ギターの音が出ないときの切り分け手順。STEP1 設定と電源の確認、STEP2 ペダルなどを外してギターとアンプだけにする、STEP3 シールドを別の1本に替える、STEP4 アンプの別の入力端子や別の楽器で試す、の4段階を示した図

▲ 簡単で安全に確認できるものから順に。替えるのは1回に1つだけにします。

結論:「簡単に確認できる順」に、1つずつ外していく

原因を探すときは、確認が簡単なものから、1つずつ進めます。一度に複数を替えると、何が直した(あるいは原因だった)のか分からなくなるからです。

やること見分けられること
① 設定・電源を見る操作ミスや電池切れなど、機材は壊れていない原因
② ペダルなどを外して「ギター→アンプ」だけにする原因が途中の機材・パッチケーブルか、それ以外か
③ シールドを別の1本に替えるケーブルの断線・接触不良か
④ アンプの別の入力端子・別の楽器で試すアンプ側の入力か、ギター側か

STEP 1:まず設定と電源を見る(30秒でできる)

機材の故障より、うっかりのほうが多いと言われます。次を順に見てください。

確認の途中でプラグを抜き差しするときは、先にアンプの音量を下げておきましょう。電源を入れたままの抜き差しは大きな音が出ることがあります。詳しくは電源と抜き差しの順番の記事で解説しています。

STEP 2:ペダルを外して「ギター → アンプ」だけにする

設定に問題がなければ、ペダルボードやチューナー、スイッチャーをすべて外し、シールド1本でギターとアンプを直接つなぎます。ここで音が出るなら、原因はギターでもアンプでもなく、外した側(機材か、間のパッチケーブル)です。

そのあとは、ペダルを1台ずつ戻して、どこで音が止まるかを探します。パッチケーブルは、プラグの根元を軽く曲げながら音を見ると、断線を見つけやすくなります。接続の組み方は、パッチケーブルの選び方やチューナーのつなぎ方の記事も参考になります。

STEP 3:シールドを別の1本に替える

「ギター → アンプ」の直結でも音が出ない、または途切れるときは、シールドを別の1本に替えてみます。ここでも替えるのはケーブルだけです。

  1. プラグが奥までしっかり挿さっているかを確認する(半挿しで音が出ないことがあります)
  2. 音を出した状態で、プラグの根元を軽く曲げる。音が途切れる、ガサッと鳴るなら、断線・接触不良のサインです
  3. 別のケーブルに替えて、同じ条件で試す。替えて音が出るなら、元のケーブルが原因と考えられます

ケーブルテスターがあれば、導通をその場で確認できます(ケーブルテスターの使い方)。症状が「動かすと鳴る」「根元で変わる」なら、ケーブルを動かすとガサガサ鳴る原因も参考になります。断線かどうかの目安はシールドの寿命の記事にまとめています。

STEP 4:ケーブルを替えても出ないとき

ケーブルを替えても同じなら、次はアンプの別の入力端子(HighとLow、別チャンネルなど)に挿す、別のギターをつなぐ、のどちらかを試します。

ギターのジャックがゆるく、プラグを動かすと音が出るときは、ジャックの接点が原因のことがあります。自分で直す場合は、ジャック交換・ガリ修理の記事を参照してください。

症状別:最初に疑う場所

症状最初に見る場所
完全に無音STEP 1 の設定・電源。次にペダルを外した直結
音が途切れる・ブツブツ鳴るSTEP 3:プラグ根元を曲げて確認。ケーブルを替えて比べる
音が小さい・こもるプラグの挿し込み不足、入力端子の選択違い、ペダルの設定
ハムだけ鳴ってギターの音が出ないギター側のボリューム・ジャック、ケーブルの芯線の断線

「音が小さい」「こもる」ときに、プラグの種類(モノラルのTSとステレオのTRS)が合っているかも確認してみてください。違いはTSとTRSの違いの記事に整理しています。

予備の1本と、KMsoundでの考え方

切り分けを素早く進める最大のコツは、確実に鳴る予備のシールドを1本持っておくことです。比べる相手がいないと、STEP 3 ができません。本数の考え方はライブ・リハの持ち物の記事で数え方を紹介しています。

当店では、完成したケーブルを一本ずつ導通確認してからお届けしています。ただし、使っていくうちに起こる断線や接触不良までは、確認しきれません。ご自身で原因が分からないときは、症状(いつ・どこを動かすと起きるか)を添えて、お問い合わせからご相談ください。長さやプラグ形状を決めて、予備の1本を用意するときは、下のページから選べます。

確実に鳴る「予備の1本」を、長さとプラグ形状から

切り分けで頼りになるのは、動作が分かっている予備のシールドです。
KMsoundでは長さ・カラー・プラグ形状を選んで、一本ずつ組み立て、
出荷前に導通を確認してお届けします。

ギターケーブルを長さとプラグ形状から選ぶ