キーボード・シンセのケーブル選び|L/MONOとステレオ接続、必要な本数をつなぎ先別に決める
キーボードやシンセの背面に並ぶOUTPUTの「L/MONO」と「R」。スタジオのアンプに挿すのは1本か2本か、迷ったことはありませんか。答えはつなぎ先の入力で決まります。入力が1つならL/MONOに1本、L/Rの2つなら2本。つなぎ先別の早見表と、失敗しやすい点を整理します。
まず背面の端子を読む:OUTPUT・PHONES・ペダル端子
同じ6.3mmの穴でも役割は違います。アンプやミキサーへ音を送るのはOUTPUTです。
| 表記 | 役割 |
|---|---|
| OUTPUT L/MONO・R | ライン出力。アンプ・ミキサー・インターフェースへ |
| PHONES | ヘッドホン用(ステレオ) |
| SUSTAIN/DAMPER | サスティン(ダンパー)ペダル用。音声出力ではない |
| EXPRESSION など | 連続可変ペダル用。TRSの機種もある(例:Nord Stage 4のControl Pedal) |
L/MONOとは?モノラルならL/MONOだけに1本
YAMAHA MODX、KORG minilogue xd・microKORG2の取扱説明書には、モノラルで出すときはL/MONOを使う旨が書かれています。Rだけに挿すのは避けます。L/MONOだけのとき左右の音がどうまとめられるかは機種によって異なるため、取扱説明書の接続ページで確認してください。
つなぎ先別の早見表と本数の数え方
| つなぎ先 | 本数 | 補足 |
|---|---|---|
| モノラルのアンプ | 1本 | L/MONOから。入力が各ch1つの機種(例:Roland KC-80) |
| ステレオのアンプ | 2本 | L→L、R→R(例:Roland KC-220のCH2/3) |
| PA(ライブ) | シールド2本 | L/RそれぞれDIボックスへ(シールド2本+DI→ミキサーのXLR2本)。モノでよいかはPAと相談 |
| オーディオIF | 2本 | INSTではなくLINE入力へ(宅録のケーブル選び) |
| ミキサー | 2本 | ステレオchへ。モノch2つならパンを左右に |
どのケーブル?出力がアンバランスならシールドでよい
仕様欄を見ます。minilogue xdは仕様欄に6.3mmモノラル・フォーン・ジャック(アンバランス)と記載されており、Nord Stage 4も出力をアンバランスとしています。こうした機種なら、ギターと同じTS–TSのシールドをL/Rに1本ずつ使います。ステレオケーブル1本で送るのではありません。キーボードのL/R用に、長さとプラグ形状からシールドを選ぶことができます。
バランス出力やXLR出力の機種もあり、仕様は機種により異なるので取扱説明書で確認してください(TSとTRSの見分け方)。
- 長さ:ライン出力はパッシブのギターより長さの影響を受けにくい側とされます(長さと音の関係)。取り回しで決め、L/Rは同じ長さに。
- 形と色:背面が壁側ならL型が収まりやすいことがあります(L型・S型の選び方)。L/Rを色違いにすると挿し間違いが減ります(色分けの方法)。

▲ L/Rを黒と赤のように色違いにすると、暗いステージでも見分けやすくなります。
失敗しやすい5つのポイント
- PHONESから出す:PHONESはヘッドホン用です。OUTPUTの表記がない機種(例:YAMAHA P-145BT)は、外部出力の方法を取扱説明書で確認します。
- Rだけ・L/R逆:モノはL/MONO、ステレオはL→L、R→R。
- ギターアンプにつなぐ:ギター前提の入力で、歪みやすいなど合わないことがあります。キーボードアンプやライン入力が向きます。
- ペダルが逆に効く:極性の不一致です。minilogue xdは設定で切り替え、P-145BTは電源を入れるときにペダルを踏まないよう取扱説明書にあります。
- 電源の順番:接続は音量を下げ電源を切ってから。電源はキーボード→アンプの順に入れ、切るときは逆に。
つなぐ前のチェックリストとKMsoundの2本
- □ つなぎ先の入力は1つか、L/Rの2つか
- □ モノならL/MONOに挿したか
- □ OUTPUTの仕様を取扱説明書で確認したか
- □ 本数=(2本または1本)×台数+予備1本
- □ L/Rは同じ長さ・色違いか
- □ PHONESではなくOUTPUTから出しているか
- □ 音量を下げ、電源を切って接続したか
KMsoundのシールドは6.3mmのTSプラグで、CANARE GS-6やMOGAMI 2524などから長さ・カラー・L型/S型(ストレート)を選べます。職人が一本ずつ組み、出荷前に導通を確認しています。TRS–TRSやステレオのケーブルは定番にないため、必要なときはお問合せください(可否をご案内します)。
L/Rの2本を、同じ長さ・色違いでそろえる。
アンバランス(TS)出力のキーボードなら、ギターと同じシールドが使えます。
長さ・色・L型/S型(ストレート)プラグを指定して、職人が一本ずつ手作りします。
選べる色・価格・お届け目安は商品ページでご確認ください。