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Pedalboard2026.10.23

エフェクターの接続順番|基本の並べ方と例外(ワウ・ファズ・ブースター・空間系)、順番を試すときのパッチの組み方

どの順番でペダルをつなげばいいか分からない。基本は「チューナー → ワウ・コンプ → 歪み → モジュレーション → ディレイ → リバーブ」です。ただしBOSSなどメーカー自身が唯一の正解順はないとしており、ファズやブースター、ボリュームペダルには定番の例外があります。並べる理由と例外、順番を試すときのパッチケーブルの組み方までまとめます。

エフェクターの基本的な接続順の図。チューナー、ワウ、コンプ、歪み、モジュレーション、ディレイ、リバーブの順に並べ、例外としてファズを先頭に置く例、ブースターを歪みの前と後に置く違い、空間系をアンプのFXループに入れる例を示す

▲ グレー=音を整える、赤=歪ませる、青=揺らす・響かせる。

結論:基本の並びは「整える → 歪ませる → 揺らす → 響かせる」

ペダルは前から来た音をまるごと加工します。歪みの前に置いたものは一緒に歪み、後ろに置いたものは歪んだ音に掛かります。多くの例外もこの原理で説明できます。

先に答え
① チューナーは先頭(チューナーのつなぎ方)
② ワウ・コンプは歪みの前、空間系は後ろ
③ ディレイの後にリバーブ
定番は出発点で、最後は耳で決めます。

カテゴリ別:その位置に置く理由(基本の並び早見表)

種類ここに置く理由(メーカー解説より)
チューナークリーンな信号で測れる(BOSS)
ワウ・フィルターピッキングの強弱に反応するので、コンプや歪みを前に置かない(BOSS)
コンプ音量のそろった信号で働くため、楽器の近くに(BOSS)
歪み軽いものから重いものへ並べるのが一例。前段のノイズも持ち上げるので、ノイズの出るペダルは歪みより前に(BOSS)
モジュレーション歪みの後だと揺れが際立つ(BOSS)。前だと濁りやすいとされる(Dunlop)
ディレイ歪みの後のほうが反復音がクリーンでそろう(BOSS)
リバーブ残響をディレイに通すと濁りやすいので、ディレイの後に(BOSS)

あえて空間系を歪みの前に置き、荒れた響きを狙う人もいます。定番の並びと、ボード全体の組み方はパッチケーブルの選び方でも紹介しています。

例外①:ワウとファズ、どっちが先?(バッファとの相性)

古典的なアナログファズは、ギターと直接つながる前提の回路が多く、先頭以外に置きにくいことがあります。BOSSの解説では、バッファを通った信号と相性が悪い場合があるとされます(BOSS FZ-1Wも先頭に置く例として紹介)。一方、ワウとファズはどちらの順でも成立し得るとされます。相性はファズの種類で違うので、取説の推奨も確認しましょう。

  1. ファズをギター直後に置いて基準の音を聴く
  2. ワウやバッファ入りペダルを前に移し、音が細くならないか比べる

ファズを先頭に置くなら、ギターから足元までの1本目がファズの入口です。足元まで届く長さとプラグ形状でギターケーブルを選ぶのも、ボード作りの一部です。

例外②:ブースター・ボリュームペダル・ノイズサプレッサーの置き場所

種類・位置狙い(BOSS解説より)
ブースター:歪みの前歪みを押して、より濃く太い歪みに
ブースター:最後音色を変えずに音量を上げる(ソロ向き)
ボリューム:先頭ほかのエフェクトに入る前の音量を制御
ボリューム:歪みの後歪み量を変えずに音量調整。後ろが空間系だけなら残響が自然に消える
ノイズサプレッサー歪みのセクションに置くのが論理的とされる

ボリュームペダルは機種の設計で決まることも

Dunlop DVP4の取説はチェーンの最初を推奨し、BOSS FV-500Lの取説はローインピーダンス設計のためエフェクターの後ろに、と案内しています。ハイ/ローインピーダンスの別を取説で確認しましょう。BOSS NS-2が案内する、歪みなどを本体のSEND/RETURNに入れる接続では、NS-2を使わない場合よりパッチが2本増えます。

例外③:空間系をアンプのFXループへ入れる選択肢

アンプで歪ませるなら、ディレイ・リバーブをアンプのセンド・リターン(FXループ)に入れ、アンプの歪みより後ろに置く方法もあります。冒頭の原理の応用です。配線と本数はFXループのつなぎ方、ステレオ化はステレオ接続へ。

【実践】順番を試すときのパッチケーブルの組み方とチェックリスト

  1. 仮組みは長めのパッチで:隣を1台またげる程度なら、入れ替えても足ります。
  2. 動かすのは1回1か所:何が効いたか分かるようにします。
  3. 同じ音量・同じフレーズで比べる:大きい音ほど良く聞こえやすいので、音量をそろえます。抜き差しはアンプの音量を下げてから(電源の順番)。
  4. 決まったら実測:ヒモで測る3ステップで長さを測り、プラグ形状(L-L/L-S/S-S)を決めます。
  5. 区間ごとに色分け:次の組み替えでも迷いません(ケーブルの色分け)。
両端L型プラグの黒いパッチケーブル。エフェクターの順番が決まってから、ペダル間の距離に合わせて長さを揃える
確定前のチェックリスト
□ ワウ・コンプは歪みの前で一度聴いた
□ ファズは「ギター直後」でも聴いた
□ ブースターは目的で前後を決めた
□ ボリュームペダルのインピーダンスを確認した
□ 音が出ないときは半挿しを確認(導通の確かめ方)

KMsoundのケーブルは、国内で職人が一本ずつ組み立て、出荷前に導通を確認しています。確定した長さとプラグ形状でパッチケーブルをオーダーできます。特殊な結線はご相談ください。

順番が決まったら、ボードの入口と出口の2本を選ぶ

ギター→ボード、ボード→アンプの2本を、CANARE・MOGAMIの線材から
長さとS型・L型プラグを指定して一本ずつ製作し、導通を確認してお届けします。

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