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Cable Know-how2026.11.04

ループスイッチャーのつなぎ方|必要なパッチケーブルの本数と、ギター・アンプ・エフェクターの配線

エフェクターが増えてくると、足元で踏む数も、パッチケーブルの本数も一気に増えます。ループスイッチャーは、複数のエフェクターを「ループ」単位でまとめてオン・オフできる機器です。この記事では、IN・OUT・SEND・RETURNのつなぎ方と、必要なケーブルの本数の数え方、そして「音が出ない」ときの切り分けを整理します。

ループスイッチャーの配線図。ギターからINへ、SEND1からエフェクターAを通ってRETURN1へ、SEND2からエフェクターBを通ってRETURN2へ、OUTからアンプへ、合計6本のケーブルでつなぐ例

▲ 2ループの例。ケーブルは番号の順に信号が流れます。

結論:スイッチャーを「ペダルの1台」と考えて、行きと帰りをつなぐ

ループスイッチャーのつなぎ方は、むずかしくありません。ギター → スイッチャーのIN、スイッチャーのOUT → アンプの2か所をつなぎ、あとは各ループでSENDからエフェクターへ(行き)、エフェクターからRETURNへ(帰り)とつなぐだけです。

端子役割つなぐ相手
IN信号が入る口ギター側(チューナーなどを先に置く場合は、その出力)
OUT信号が出る口アンプの入力
SEND(ループ番号つき)エフェクターへ信号を送る口エフェクターの入力(INPUT)
RETURN(ループ番号つき)エフェクターから信号が戻る口エフェクターの出力(OUTPUT)

端子の名前や並びは機種によって違います。必ずお手持ちの取扱説明書の接続図を確認してください。ループの音が通る順番(ループ1から順に、など)も機種ごとに決まっています。

なぜループスイッチャーを使うのか

エフェクターを1台ずつ踏むと、曲の途中で3台、4台を同時に切り替えるのはむずかしくなります。スイッチャーならワンタップで組み合わせを切り替えられます。また、ループをオフにしたとき、多くの機種ではそのループの先のエフェクターを信号が通らないようになっています。ここは機種の方式によるため、スイッチャーの仕様で確認しておくと安心です。

順番の考え方はエフェクターの接続順番の記事、ボード全体のケーブル総延長とバッファーの話はバッファーとトゥルーバイパスの記事がつながります。

必要なケーブルの本数は「ペダル数 + ループ数 + 2」

数え方は、矢印1本=ケーブル1本です。1つのループにエフェクターを1台入れると、SEND→エフェクター、エフェクター→RETURNの2本が必要です。同じループにエフェクターを2台直列で入れるなら、間にもう1本入って3本になります。これに、ギター→INと、OUT→アンプの2本を足します。

ループ数ペダルの数必要な本数内訳
2ループ2台6本ループ内4本+両端2本
4ループ4台10本ループ内8本+両端2本
4ループ6台(2ループに2台ずつ)12本ループ内10本+両端2本

両端の2本は、ギターやアンプまでの距離があるのでシールドケーブル、ループ内の行き来は短いパッチケーブル、と役割で分けて考えると選びやすくなります。ケーブルの使い分けはパッチケーブルの選び方が参考になります。

長さとプラグ形状の決め方

音が出ない・ノイズが出るときの切り分け

  1. SENDとRETURNの取り違えを確認:行きと帰りが逆だと、そのループをオンにしたときだけ音が出ません。
  2. ループをすべてオフにして、スイッチャーだけで音が出るか確認:出れば、IN・OUTの2本とスイッチャー本体は大丈夫です。
  3. ループを1つずつオンにする:音が止まるループが見つかったら、そのループのケーブル2本とエフェクターが候補です。
  4. ケーブルを入れ替えて確認:同じ長さの別の1本に替えて、症状が動くかを見ます。導通を調べる方法はケーブルテスターの記事で解説しています。
  5. ハム(ブーン)が出る場合は、電源まわりを見直す:電源の取り方はエフェクターの電源ケーブルの記事が参考になります。
配線を終えたら、ケーブルに番号やテープで印をつけておくと後が楽です:「SEND1」「RETURN1」と貼っておけば、ボードを組み替えたときに行きと帰りを取り違えません。色分けの考え方は色分けの記事にまとめています。

KMsoundでの考え方

当店は、ギターケーブル・シールドケーブルやパッチケーブルの製作・販売を行っており、ループスイッチャーなどの機器は扱っていません。ここでは、ケーブルの視点で配線を整理しました。スイッチャー周りは短いケーブルが何本も並ぶため、1本ずつ長さとプラグ形状をそろえると、ボードがすっきりします。当店のケーブルは、一本ずつ組み立て、出荷前に導通を確認してお届けしています。自分で組むのも楽しい作業ですが、本数が多くて確実さを優先したいときは、完成品もご検討ください。

両端のシールドも、ループ内のパッチも、長さとプラグ形状から選べます

ギターとアンプをつなぐ1本は、ギターケーブルから。
スイッチャーまわりの短い配線は、パッチケーブルから選べます。
長さ・カラー・プラグ形状を選んで、一本ずつ組み立て、導通を確認してお届けします。

ギターケーブルを長さとプラグ形状から選ぶ